竹中真也(たけなか しんや)
専門は哲学・倫理学。
ジョージ・バークリの「精神の形而上学」を軸に、17世紀から18世紀にかけての哲学や倫理学や宗教を研究しており、最近ではケンブリッジ・プラトニストとりわけカドワースに焦点を当て、イギリスのプラトニズムの系譜を追跡しています。(また現代の農業や環境の問題、応用哲学にも関心があり、研究しています。)この共同研究では、17世紀から18世紀にかけての理性概念の変遷をあらためて追跡してみるつもりです。ケンブリッジ・プラトニスト、ロック、トーランド、バークリ、ハチスン、ヒューム、リード、スミス等々における理性を他の能力と比較しつつ解明し、当時の理性概念のもつ現代的な意義の一端を明るみにもたらしてみたいと思っています。