2019年7月13日

第8回研究会の報告

第8回イングランド啓蒙研究会
2019/06/30 国際基督教大学

 今回は、ヴォルテール『哲学書簡』(Lettres philosophiques 初版1734年、林達夫訳、岩波文庫)をテキストとして、当時のフランスから眺めたイギリスの状況を考察した。前半では、当時のフランス啓蒙思想の背景と啓蒙哲学者ヴォルテールの生涯について概観し、休憩をはさんで後半では、イギリスの諸宗派(クェーカー派、イギリス国教会、長老派、ソッツィーニ派など)、イギリス議会、商業、ベーコン、デカルト、ロック、ニュートン、アカデミーにかんするヴォルテールの議論を検討した。
 
 くわえて、研究成果の報告、海外研究者との連携の企画について、打合せをおこなった。




2019年7月11日

メンバー紹介 沼尾恵

沼尾恵(ぬまお けい)


 専門は政治思想史・政治理論。ロックの政治理論を多角的な視点から見直し、その現代的意義について研究しています。これまでロックの寛容論、抵抗権論、プロパティ論、同意論などについて書いてきました。この共同研究ではロックと他の啓蒙思想家との連続性・非連続性について学んでいきたいと思っています。

 (2022年度まで)