2019/06/30 国際基督教大学
今回は、ヴォルテール『哲学書簡』(Lettres philosophiques 初版1734年、林達夫訳、岩波文庫)をテキストとして、当時のフランスから眺めたイギリスの状況を考察した。前半では、当時のフランス啓蒙思想の背景と啓蒙哲学者ヴォルテールの生涯について概観し、休憩をはさんで後半では、イギリスの諸宗派(クェーカー派、イギリス国教会、長老派、ソッツィーニ派など)、イギリス議会、商業、ベーコン、デカルト、ロック、ニュートン、アカデミーにかんするヴォルテールの議論を検討した。
くわえて、研究成果の報告、海外研究者との連携の企画について、打合せをおこなった。